朝靄に影絵めきたる蜆舟

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  • みのる:みなさんの鑑賞に付け加える余地なし! 写真貼っておきます。 - 2024/04/19(金)
  • 康子:朝霧と朝靄の違いを調べてみたところ、朝霧は人の目で見通せる範囲が1km未満、朝靄は1km~10km未満とのこと。幻想的に靄が立ち込め、朝日を背に微かに見える蜆舟がまるで影絵に見えたのでしょう。蜆漁には機械掻き、手掻き、入り掻きと色々な方法があるようですが、恐らく手掻きの鋤簾と呼ばれる長い竿が見えていたのかと思います。宍道湖のしじみ漁は時間帯も決まっているようです。それに合わせて蜆漁を見て、その後宿の朝食を召し上がったのでしょうか。そうであればそれは旅の醍醐味だと思いました。 - 2024/04/18(木)
  • 澄子:真っ先に私は川合玉堂の水墨画を想いました。玉堂の絵画観そのもの。そして有名な蜆の産地ならやはり島根の宍道湖、汽水湖で内海の穏やかな景が拡がる処です。早朝の幻想的で神秘的な……まるで一幅の掛軸から抜け出た景を観るような思いが致しました。 - 2024/04/18(木)
  • かえる:早朝の蜆漁の動画を拝見しました。湖面に靄がかかっていたら、さぞかし幻想的だろうと思いました。長い竿を操る漁師の動きのシルエットと、舟影が靄に浮かび上がり、まさに影絵のようでしょうね。蜆は春の季語のようですが、早朝の湖上はまだまだ寒いはず。商品にならぬ規格外の蜆で、女将さんが味噌汁を拵えて漁師の帰りを待っている。静かな日々の生活が感じられるようです。 - 2024/04/17(水)
  • むべ:日本のしじみは宍道湖のような汽水域に生息するものと、淡水に生息するものがあるようです。汽水域は海水と淡水が混じり合い、早朝は水温差で靄や霧が出やすいのかなと思いました。作者の眼前に広がる光景は幻想的で、蜆漁の小舟、長竿を操る漁師、全ての営みがまるで影絵のように見えたのでしょう。朝早起きして見に行ったのかもしれませんね。 - 2024/04/17(水)